« おおかみこどもの雨と雪 | トップページ | Miss Boys! 決戦は甲子園!?編 »

2012年7月20日 (金)

るろうに剣心

Photo 和月伸宏の人気コミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を実写映画化。“人斬り抜刀斎”の異名を取る幕末の剣客・緋村剣心が自身の名を騙る人物の起こす騒動に巻き込まれていく。主演は『ROOKIES』の佐藤健。ヒロインには『愛と誠』の武井咲。共演には吉川晃司、蒼井優、青木崇高、江口洋介、香川照之といった実力派俳優が揃う。監督は『ハゲタカ』大友啓史。
>>公式サイト

soon 8月25日(土)公開

各俳優の成りきり具合が見もの

book あらすじ book

にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへみなさんの応援クリックに感謝デスsunshine

01

素晴らしく良く出来た予告編に心躍らせてみたものの、少し期待し過ぎたようだ。原作は週刊少年ジャンプに連載されていた超人気漫画で私も全て読んでいる。主人公は幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤健)。明治維新後、“不殺(ころさず)の誓い”を立てた彼は、刃が刀の背側にある逆刃刀を携えて流浪人として諸国を旅していた。本作ではそんな剣心の偽物に襲われた一人の女剣客を剣心本人が救うところから始まる。女は神谷道場の師範代・神谷薫(武井咲)。実は街では剣心の偽物による人斬りが横行しており、しかも神谷道場の名まで騙っていたため、薫は自ら犯人を追いかけていたのだ。妙な縁で剣心は薫の道場に居候をすることに…。

02

03

本気を出した人斬りそのものの時の鋭い眼光と普段のフニャっとした人懐こい笑顔というのが剣心の特徴なのだが、佐藤健の剣心はこれが中々イメージに近くていい。対するヒロイン薫は個人的にはもう少し凛としたところがあって欲しかった。武井咲も悪くはないのだが、どうも今一つ可愛らしいアイドル臭が抜け切らない。良い意味でのツンデレが薫の魅力なのだが、武井咲はデレはともかくツンが弱いと思う。さて、剣心の偽物だが、これは実は早々に正体は明らかになる。それは新型のアヘンを製造販売して巨万の富を得ている実業家・武田観柳(香川照之)の護衛役・鵜堂刃衛(吉川晃司)だった。彼は戊辰戦争の生き残りで人を殺める事に魅入られた男である。

04

05

当然ながら鵜堂が最後の敵であることは解りきっているのだが、そこに導くためのストーリーとして武田観柳と高荷恵(蒼井優)という2人の関係が描かれていた。エキセントリックな芝居をやらせたら今日本一といっても過言ではない香川は、この役でもその実力を遺憾なく発揮、成りきり過ぎて時として主人公を食ってしまう場面も見られた程だ。この観柳が神谷道場のある辺りを手に入れようとヤクザものを送り込む。ここは剣心の凄さに痺れるシーンだ。剣心の使う“飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)”は全てに置いてその速さに特徴があるのだが、地を這うような素早い動き、目にも止まらぬ剣捌きや体術、それらを実に上手く見せていたと思う。

06

07

ただ一つ言うならこれはいわゆる殺陣というより、剣術アクションと言ったほうが良いかも知れない。何しろ元が漫画、例えば藤沢周平作品の映画でみせる真に迫った本格的殺陣とはそもそも作りが違うだけに、そういった剣術対決を期待した場合は肩透かしを食らう可能性もあるだろう。やられた仕返しに町の人々に毒を盛り、更に観柳のもとを逃げて神谷道場に身を寄せていた恵を浚われたことで、剣心は遂に戦いを決意することに…。これより前、既に知り合っていた喧嘩屋・相楽佐之助(青木崇高)とともに観柳の屋敷に乗り込むシーンは本作のクライマックス…ではなく実はまだ露払い。少し残念だったのが、佐之助の殴りあいシーンが実写だと今一つ漫画ほどには迫力を感じられなかったことだ。

08

09

本当のクライマックスは観柳を倒した先にある。それは先に書いた通り鵜堂との闘いだ。私の中での吉川晃司は『必死剣 鳥刺し』で豊川悦司と凄まじい殺陣を演じてくれたのが印象に強いのだが、この闘いでもその素晴らしい剣技を披露してくれる。即ち剣術アクションの中でこのラストだけは殺陣と呼んでも良いものだった。佐藤健は若いながらも良く鍛えられた動きを見せてくれるが、さすがに吉川の技には及ばない。それでも相手がこれだけの技量を持っているだけで十分に見入ってしまう対決になっていたとは思う。一応決め技は剣心の“飛天御剣流抜刀術・双龍閃”ということになっていたが、本格的な殺陣として見せていたため、今度は逆に漫画的な必殺技には見えなかったのが痛し痒しだ。

10

11

総じて見応えあるエンタテインメント作品と言って良いと思うのだが、個性豊かなキャラクターたちを、これまた実力ある俳優たちが演じてくれるだけに、スクリーンは常に華やかではあるのだが、相対的に剣心以外にも目が行ってしまうのが弱点と言えば弱点かもしれない。それぞれのキャラクターに関する掘り下げも浅いのだが、実際には物語はもっとあるわけで、観る限り続編も考えているような終わり方だったと思う。個人的には“天翔龍閃”を見せてくれる日が来て欲しい(笑)

soon 8月25日(土)公開

個人的おススメ度3.0
今日の一言:ちょっと長かったかなぁ…
総合評価:64点

作品情報
キャスト:佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、綾野剛、須藤元気、田中偉登、奥田瑛二、江口洋介、香川照之
監督:大友啓史
原作:和月伸宏
脚本:藤井清美、大友啓史
音楽:佐藤直紀
主題歌:ONE OK ROCK
製作年:2012年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:134分
映倫区分:G

にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ
↑いつも応援して頂き感謝です!
今後ともポチッとご協力頂けると嬉しいです♪

|

« おおかみこどもの雨と雪 | トップページ | Miss Boys! 決戦は甲子園!?編 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/197507/46390134

この記事へのトラックバック一覧です: るろうに剣心:

» 『るろうに剣心』 2012年8月8日 ワーナー試写室 [気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!)]
『るろうに剣心』 を試写会で観賞しました。 想定通りの映画だよね 【ストーリー】  幕末から明治になり、かつて「人斬(き)り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心(佐藤健)は「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫(武井咲)を助けたことから、薫のところで居候することに。一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬(き)り事件が発生しており……。 佐藤健君のファンにはたまらない映画だと思います 私は別にどうでもいいな・・・という映画でした ... [続きを読む]

受信: 2012年8月 8日 (水) 23時25分

» 「るろうに剣心」:スーパー・チャンバラ・アクション! [大江戸時夫の東京温度]
映画『るろうに剣心』のプレミア試写会@有楽町・東京国際フォーラム・ホールAに行っ [続きを読む]

受信: 2012年8月16日 (木) 00時01分

« おおかみこどもの雨と雪 | トップページ | Miss Boys! 決戦は甲子園!?編 »