『エレジー』 あらすじ

大学教授のデイヴィッド(ベン・キングズレー)は自分の授業で出会った一人の女性に心奪われた。彼女の名はコンスエラ(ペネロペ・クルス)。キューバ移民の家系で黒髪の美しい女性だった。デイヴィッドは30歳の年齢差を気にしながらも彼女をデートに誘う。初めて彼女を抱いたとき、彼女の乳房の完璧な美しさに彼は虜になった。友人のジョージ(デニス・ホッパー)はラッキーだったと思って忘れるようにいうが、その時すでにデイヴィッドとコンスエラは付き合い始めていた。

ある夜、いつものようにベッドをともにし、デイヴィッドは彼女にこれまでの男性経験を聞く。5人だと答える彼女。その瞬間、デイヴィッドの心の中に猛烈な嫉妬心が湧き上がった。それと同時に、まだ若い彼女がこれから先、若い男を見つけて自分の下を去ってしまうのではないかという言い知れようのない不安が彼の心を覆った。

それからのデイヴィッドは、彼女のことを想うといてもたってもいられず、仕事も手につかない有様に。ジョージはもう別れるべきだと彼にアドバイスを送る。どこかロマンティックな場所で別れを告げるべきだと。しかしそれはデイヴィッドには無理な話だった。

こうして2年が過ぎたころ、別れは突然やってきた。デイヴィッドはコンスエラの卒業パーティーで自宅に招かれた。自分の節目となるこの機会にデイヴィッドをきちんと自分の両親に紹介し、共に祝ってほしいと望んだ彼女だったが、デイヴィッドは彼女の両親や友人・親戚に会うのを怖れた。挙句、橋の上で車が故障したなどという嘘までついてパーティーをキャンセルしたのだ。コンスエラから二度と電話がかかってくることはなかった・・・。

彼女との別れのショックで死んだようになってしまった彼を元気付け励ましたのは、親友のジョージだった。彼はパーティーで自分を紹介する挨拶をするようにデイヴィッドに頼む。少しでも彼女を忘れる手助けになればと、渋るデイヴィッドに無理やりやらせるジョージ。しかしよりにもよってパーティー当日、ジョージは病に倒れ、闘病の後帰らぬ人となる。

コンスエラとの別れ、親友の死、これらを忘れるためにデイヴィッドは仕事に没頭した。しかし、どれほど没頭しようとも彼女のことを忘れることはできなかった。そして、いつしか2年の月日が流れたころ、突然留守番電話にコンスエラからの連絡が入る。「報告したいことがある」と。結婚の報告だと思ったデイヴィッドは覚悟を決めて彼女を家に呼んだ。2年ぶりに現れたコンスエラは髪を短く切っていた。そして彼女の口から衝撃の告白が・・・。

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