『捜査官X/武侠』 あらすじ

あらすじ
1917年の中国。雲南省の小さな村で不可解な事件が発生する。両替商に押し入った二人組の強盗が、その最中に謎の死を遂げたのだ。事件を担当する捜査官シュウ(金城武)は、犯人の1人が指名手配中の凶悪犯イェンだったことを知る。事件発生時、両替商にいたのは、経営者の老夫婦と製紙工場の職人ジンシー(ドニー・イェン)。ジンシーの必死の抵抗もあり、強盗犯たちは自滅したという。だが、武術の心得があるイェンと凶器を持つ相棒を、なぜ丸腰のジンシーが倒すことができたのか、シュウには疑問だった。イェンの両目が充血していたことから、殺しのプロのテクニックだと気づいたシュウは、ジンシーへの尋問を開始。現場でジンシーに乱闘の模様を再現させ、刀を振り回す男を自滅させた後、ジンシーがイェンを川に誘い込んでトドメを刺したと推理する。だが、謎は深まるばかり。妻アユー(タン・ウェイ)、幼い2人の子どもと慎ましく暮らすジンシーは、誰もが口を揃える好人物で、凄腕の殺し屋とは思えない。それでもシュウは執念深く捜査を継続。ついに、かつて故郷の荊州で殺人を犯して10年の刑に服した後、村に流れ着いた、というジンシーの告白を引き出す。さらに、彼の反射神経を試そうとしたシュウは、背後から鎌を振り下ろすが、避けなかったジンシーの右肩を抉ってしまう。またも行き詰る捜査。そこへ、荊州でジンシーの過去を探っていた同僚から重大な知らせが届く。それは、ジンシーが凶悪な暗殺集団“七十二地刹”のナンバー2ではないかというものだった。逮捕状を手に、村へ急ぐシュウ。その頃、村には“七十二地刹”の一味が押し寄せ、無法の限りを尽くしていた。果たしてジンシーと“七十二地刹”の間には、どんな因縁があるのか。家族の前で絶体絶命の危機に陥ったジンシーは、どのような行動に出るのか。極限状況の中、シュウは一か八かの提案をジンシーに持ちかける……。
(MovieWalkerより)

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