『サニー永遠の仲間たち/써니』 あらすじ

あらすじ
朝、『タイム・アフター・タイム』のメロディーとともに目覚めるナミ。完璧な夫と高校生の娘に恵まれ、専業主婦として何一つ不自由のない日々を送りながら、彼女はどこか物足りなさを覚えていた。
ある日、入院する母を見舞った病院で、ナミは苦痛に悶える患者と出くわす。病室の入口にかかった「ハ・チュナ」の名札。間違いない。彼女は高校時代の仲良しグループ“サニー”のリーダー、チュナだった。再会の喜びも束の間、ナミはチュナが余命2ヵ月のガンに侵されていることを知る。「ひとつ頼んでもいい?」とナミに語りかけるチュナ。「死ぬ前にもう一度だけ、サニーのみんなに会いたいな」。
出張に旅立つ夫を空港に見送った後、ナミは高校へと向かうスロープを久しぶりに歩いた。気がつけばそこは、25年前のあの時、あの場所。ナミはいつの間にか高校生だった頃の自分に戻っていた。田舎からソウルへやって来た転校生のナミは、自己紹介でつい方言が出てしまい、出だしから失敗してしまう。そんな彼女を助けてくれたのが、姉御肌のチュナだった。
ナミは次々に楽しい仲間たちと知り合う。二重まぶたに憧れるチャンミ、国語教師の娘なのに口汚いジニ、キレると怖い文学少女のクムオク、ミス・コリアを夢見るポッキ、そして謎めいた美少女のスジ。前の学校では成績トップ、絵画コンクールで賞に選ばれたこともあるナミは、すぐさま彼女たちに溶け込んでいく。敵対するグループ“少女時代”との決戦を、ナミの機転で無事に収めた彼女たちは、7人目のメンバーにナミを加える。深夜ラジオに投稿して、“サニー”というグループ名をもらい、永遠の友情を誓った彼女たち。明るくにぎやかな教室で、彼女たちの時間は瞬く間に流れていく。
現在。かつての担任を職員室に訪ね、チャンミの消息を聞き出したナミは、さっそく彼女に連絡を取る。現在のチャンミは成績の上がらない保険のセールスレディ。ナミは彼女と一緒に探偵事務所を訪れ、サニーの他のメンバーを捜し始める。整形と猫かぶりで洗練されたセレブ主婦へと変貌していたジニ。厳しい姑のもと肩身の狭い主婦生活を送っているクムオク。水商売の世界に入り娘と離れて暮らすポッキ。ある者は夢をかなえ、ある者は夢に破れ、それぞれの25年が過ぎ去っていた。
しかし、残りのメンバー、スジの行方だけが最後までつかめなかった。最初はナミを毛嫌いしていたスジだったが、酔っ払い、抱き合って、次第にふたりは絆を深めていく。秘かに憧れていた先輩ジュノが付き合っていたのもスジ……。ナミは一方で、ジュノの捜索も依頼していた。
文化祭の日、サニーはみんなの前でダンスを披露する予定だった。モデルとして活躍するスジを目当てに、会場には大勢の観客が詰めかけている。でも、サニーにとって最高の日に、最悪の出来事が起こってしまった。シンナーでぼろぼろになったサンミから顔を切りつけられるスジ。激しく出血し、病院に担ぎ込まれた彼女は、ショックのあまり自殺を図る。未遂に終わったものの、悲しみに暮れる仲間たちを前に、リーダーのチュナは力強く叫んだ。「絶対にまた集まろう。誰が先に死ぬかわからないけど、死ぬ時まで……死んでもサニーは永遠だ」。
その日以来、サニーのみんなが集まることは二度となかった。でも、彼女たちは決して忘れてはいなかった、あの時の誓いを。医者に宣告されたチュナの余命2ヵ月が遂に経過しようとしていた――。
(公式サイトより)

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