『断崖/Suspicion』 あらすじ

あらすじ
英国社交界の人気者ジョニイ・アイガースは学生時代から詐欺常習者だったが、さすがに相思の娘リーナ・マクレイドロウとかけ落ちするときは真剣だった。リーナはジョニイが無一文であることを知り、熱心に仕事をもつことを勧め、その結果彼は従弟の財産を管理するが、やがてリーナは彼が従弟の財産を使いこんでいることを知り非常な衝撃を受ける。続いて彼は友人のビーキーを唆かし土地に投資させるが、彼女はジョニイがビーキーの金を自由にした上で彼を殺すのではないかと憶測する。ジョニイはパリへ出発するビーキーを見送ってロンドンに行くが、ビーキーはパリで死亡する。リーナはジョニイを疑っていたが、帰宅した彼の口振りから彼女の恐ろしい疑惑はいよいよ深まるばかりだった。やがてリーナは彼が保険金ほしさに自分を殺そうとしていると信じ始める。そして彼が友人の殺人小説の著者イソベル・セドバスクから劇毒薬の秘密を探り出そうとしているのをみて、ますますその疑念を深める。その夜、彼女はジョニイの勧める一杯のミルクを飲む気になれず、翌朝母親を訪ねるのだといってジョニイから逃れようとするが、彼はリーナを自動車で送ろうといいはる。車が危険な個所に近づいたとき、彼の乱暴な運転ぶりにたまりかねた彼女は車から飛び降り逃れようとするが、ついにジョニイに追いつかれてしまう。しかしそこで彼女がジョニイから聞いたのは意外な告白だった。彼はビーキーとパリへ同行したのではなく、使いこんだ金の穴うめに金策に奔走していたが思うようにゆかなかったので、自殺の決意をして毒薬の秘密を探っているのだった。リーナの驚愕と悔恨は激しかった。彼女は疑惑の影が再び二人の愛情をむしばむことのないような生活をやり直そうと熱心にジョニイを説得し、ついに彼の心を動かしたのだった。
(MovieWalkerより)

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