『スイッチを押すとき』 あらすじ・作品情報

あらすじ(ネタバレ含む)
10代の自殺が激増した20XX年、国家は青少年自殺抑制プロジェクトを発足させる。それは、全国からランダムに選ばれた10歳の子供たちを監禁し、心臓に埋め込んだ起爆装置のスイッチを持たせ、自殺に至る心理を観察するというものだった。多くの子供たちは孤独と恐怖に耐えきれず、2、3年でスイッチを押していった。実験が終了したYSC施設は次々と閉鎖されていったが、YSC横須賀では、優しく芯の強い真沙美(水沢エレナ)、気弱な直斗(佐野和真)、喧嘩っ早い尋(真司郎)、行動的な亮太(太賀)、車椅子生活を送りながら絵に感情をぶつける君明(阪本奨悟)、両親への想いに生きる愛子(菅野莉央)の6人の子供たちが7年もの間、所長の佃(西村雅彦)にスイッチを押すよう罵倒される極限状態のなかで生きていた。そんなYSC横須賀に、看守・南洋平(小出恵介)が赴任してくる。長年の恐怖から大人たちに心を閉ざして笑顔を失っていた6人を、南はナンバーではなく名前で呼び、笑顔で彼らに近づいていく。6人は、初めて人間らしく扱われることに戸惑う。真沙美は直感で南にあやしいものを感じるが、他の子供たちは次第に南に心を開いていく。しかし、愛子と尋が相次いでスイッチを押す。7年も一緒に過ごした仲間を突然失ったことに、ショックを受ける真沙美たち。そんな彼らを明るくさせようと振る舞う南に対し、真沙美はかつて抱いた不信感を打ち消す。しかしそんなとき、亮太がゴミの中から、尋が南に託したはずの手紙を見つける。亮太がみんなの前で南を激しく問い詰めるなか、南は不気味な笑みを漏らす。南は全国のYSCを転々とし、閉鎖させてきた男だった。最初に被験者に希望を与え、それを奪うのが彼のやり方だった。しかし南には、そうせざるを得ない秘密があった。そして真沙美がその秘密に気づいたとき、みんなを巻き込む悲劇が起こる。
(MovieWalkerより)

作品情報
キャスト:小出恵介、水沢エレナ、佐野和真、真司郎、阪本奨悟、太賀、菅野莉央、福士誠治、鈴木砂羽、小倉久寛、田中哲司、西村雅彦
監督:中島良
企画・プロデュース:木村元子、米田理恵
エグゼクティブプロデューサー:柳原秀哉、雨宮俊武、伊藤伸
プロデューサー:中西研二
原作:山田悠介
脚本:岡本貴也
撮影:猪本雅三
照明:松隈信一
美術:木村文洋
録音:郡弘道
編集:中島良、長瀬拓
衣装:富樫理英
音響:田中俊
VFXスーパーバイザー:戸田泰雄
音楽:近藤由紀夫、小西香葉
製作国:2011年日本映画
配給:フェイス・トゥ・フェイス、リベロ
上映時間:110分
映倫区分:PG12

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